2004年よりも新札対応の手間が増えているだろうなぁと思った話

資産形成

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こんにちはTKです。

 FIREを目指してインデックス投資をメインに資産形成に励んでおります。先日の記事で新紙幣について調べたのですが、今回の新札発行は2004年依頼の20年ぶりの一大イベントなのですね。2004年はアテネ五輪で北島康介選手が「ちょー気持ちいい!!」と名言を残した頃です、懐かしい。

 その頃は現金での買い物が多かった気がするけど、最近は急速にキャッシュレス決済が進んでいるので、あまり新札変更への影響がないんじゃないかと思ってました。ただ、色々と調べていくうちに「実は今回のほうが影響が大きい」のではないかということを思ったので、それについて書いてみます。

日本の紙幣変更の歴史

 参考までに、戦後の日本の紙幣のデザインと発行日の一覧です。だいたい20年程度で切り替えていたのですね。

発行年1万円札5千円札千円札
1957年聖徳太子(B号券)聖徳太子(B号券)伊藤博文(B号券)
1984年福沢諭吉(D号券)新渡戸稲造(D号券)夏目漱石(D号券)
2004年福沢諭吉(E号券)樋口一葉(E号券)野口英世(E号券)
2024年渋沢栄一(予定)津田梅子(予定)北里柴三郎(予定)

20年前のキャッシュレス取引

 前回の新札発行を行った2004年当時のキャッシュレス取引について調べてみました。2004/3にJR東日本がSuicaの店舗利用を開始、2004/6におサイフケータイが開始したころでした(※1)、このころのキャッシュレス比率のデータは見つかりませんでした。キャッシュレスの比率に関するデータは、経産省の資料(※2)から2010年でキャッシュレス比率が13.2%そのほとんどがクレジットカードになっています。ですので、2004年時点でのキャッシュレスの比率は10%程度でクレジットカードがかなりの割合を占めていると推測されます。

※1:一般社団法人キャッシュレス推進協議会 キャッシュレス年表より

※2:経済産業省ニュースリリース 2027/3/29 「2023年のキャッシュレス決済比率を算出しました」

現在のキャッシュレス比率

 先述の経済産業省の資料によると、以下のようにキャッシュレスの比率が右肩上がりに増えております。また、日本政府としてキャッシュレス決済比率を2025年までに4割程度というにするという目標を掲げて推進しております。だったら、新札出さなくていい気がするという心の声が。。。

TK
TK

キャッシュレス増やしたいのに

なんで、新札出すのだろう?

西暦キャッシュレス比率
201824.1%
201926.8%
202029.7%
202132.5%
202236.0%
202339.3%
経済産業省ニュースリリース 2027/3/29 「2023年のキャッシュレス決済比率を算出しました」 よりデータ引用

新札発行の影響

 新紙幣導入に伴い、変更する必要のある機械について20年前との比較を実施してみました。この20年でスーパーやコンビニなどのレジが自動化されており、この部分については20年前に比べて影響が大きくなっていると推測します。

紙幣の変更対応する際の影響の違い
飲料などの自動販売機2004年当時もお札対応はしていたので、2004年と2024年で同じくらいの影響と推測
電車の券売機2004年当時もお札対応はしていたので、2004年と2024年で同じくらいの影響と推測
銀行のATM2004年当時も現金の引き出しはATMでの対応だったため、2004年と2024年で同じくらいの影響と推測
スーパーなどのレジ釣銭 → 2004年当時はレジ担当者が手で数える、2024年は自動で排出されるタイプが主流
自動レジ → 2004年当時は、ほぼ無し。2024年は大手スーパーやコンビニで導入が進んでいる。

まとめ

 今回の新札発行では、20年前に比べてキャッシュレスの比率が多くなり売り上げに対して現金取り扱いの比率が減っているのに、設備更新のための手間が増えているように思います。そのため、小売店などはあまりメリットがないのではないかと推測してます(苦労ばかりして実入りが少ない?)。せっかくの新札発行ですが、全体としての経済的なメリットがあまりないように感じました。


TK
TK

新紙幣で得するのって誰なんだろ?


最後に簡単に自己紹介。

こんなレベルでブログを始めてあたふたしてますのでよろしくお願いします。

FIREするためにまじめに働くという矛盾と戦っている40代のサラリーマンです。ITレベルが低すぎてブログやりつつスキルアップ目指してます。

・WORD、Excel:何とか使える

・プログラミング:まったく無理

・パソコンの設定:サポートに丸投げするタイプ

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