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2024年夏、栃木の公立進学校・石橋高校が夏の甲子園出場を果たし初戦突破したことは、多くの高校野球ファンの記憶に残っています。偏差値60を超える公立の進学校が、野球でも頂点を目指せる――その事実を証明した快進撃でした。
そして今春、神奈川県でもその“再現”を思わせるようなチームが登場しました。県内屈指の進学校として知られる川和高校が、2025年春季神奈川県大会で初のベスト8入りを達成して夏のシード権を獲得。センバツ21世紀枠で出場した横浜清陵をコールドで破るなど、実力でその座を掴み取りました。
この記事では、そんな川和高校の躍進を、学校の特色や試合内容とともに紹介しつつ、昨年話題となった石橋高校との比較を通して、「公立進学校×野球」の新たな可能性に迫ります。
県内屈指の公立進学校・川和高校とは
文武両道を掲げる進学校の実力
川和高校は横浜市にある神奈川県立の進学校で、偏差値はおよそ65~70。国公立大学や有名私立への進学実績も高く、県内屈指の学力を誇ります。その中で、野球部も文武両道の精神のもと活動しており、今回の活躍につながっています。
過去3年間の神奈川県大会戦績
ここ数年、県大会では初戦敗退はなく善戦が続いていました。しかし、東海大相模や桐光学園などの強豪私立に敗れる結果が続いていました。2024年秋には東海大相模に1点差で善戦するなど、着実に実力をつけてきている印象です。
大会名 | 勝利数 | 敗退した試合 |
2024秋 | 1勝(地区予選2勝1敗) | 3回戦で東海大相模に2-3で敗退 |
2024夏 | 2勝 | 4回戦で桐光学園に1-4で敗退 |
2024春 | 1勝 | 3回戦で桐蔭学園に0-3で敗退 |
2023秋 | 1勝(地区予選3勝) | 3回戦で藤沢翔陵に2-6で敗退 |
2023夏 | 1勝 | 3回戦で立花学園に2-4で敗退 |
2023春 | 1勝 | 3回戦で市ケ尾に2-7で敗退 |
2025年春・川和高校が初のベスト8進出
センバツ校撃破で一気に注目
2025年春は1回戦と2回戦でともに甲子園出場経験のある日大藤沢、古豪の藤沢翔陵を撃破。3回戦では今年の春センバツに出場した横浜清陵にコールド勝ち。これまでの“善戦止まり”から一歩踏み出した結果となりました。
特に注目を集めたのが、センバツに21世紀枠で出場した横浜清陵との一戦。試合は終始川和ペースで進み、最終的には7-0のコールド勝ち。高い守備力と集中力で全国レベルの相手を封じ込めました。
プロ注目左腕の活躍
チームを支えるのが、プロ注目の左腕・濱岡蒼太投手(3年)。この大会でも安定感ある投球で勝利を呼び込み、準々決勝進出の原動力となりました。打線も粘り強く、いわゆる“全員野球”で得点を積み重ねています。
”栃木・石橋高校”の2024夏の躍進
偏差値60超えの進学校が野球でも快進撃
2024年夏、石橋高校は栃木大会を勝ち抜いて甲子園出場を果たしました。偏差値65前後の進学校で、限られた練習時間を効率的に使い、守備と走塁を武器に勝ち上がった姿は全国の公立校に希望を与えました。
激戦の関東地区から進学校が夏の甲子園に出場する価値
私立の強豪がひしめく関東地区において、公立の進学校が甲子園に出場することは並大抵のことではありません。そんな中で、昨年の石橋高校は作新学院に準決勝で勝利するなどして甲子園出場を勝ち取った、価値ある活躍でした。
まとめ|川和高校は昨年の栃木・石橋高校に続く成績を出せるか
今回のベスト8進出で、川和高校は確かな一歩を踏み出しました。公立の進学校という立場でここまで勝ち上がるのは簡単なことではなく、さらなる活躍に期待が高まります。
また、公立の進学校ということで、昨年の栃木代表の石橋高校のように夏の甲子園出場もあり得ます。引き続き、その戦いから目が離せません。
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