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こんにちはTKです。
FIREを目指してインデックス投資をメインに資産形成に励んでおります。2024/7/18に「最低賃金、50円増で全国平均1054円に 過去最高の引き上げ」というニュースが朝刊に出てました。過去最大の50円増加との報道ですが、8時間×週5日だと月給換算で約8000円。今年に至るまでに、どれくらいの割合で上がってきたのかなということを調べてみました。また、消費者物価指数と大卒初任給の推移もみつつ比較してみました。
まとめ
最低賃金と初任給は若干差を縮めつつあるが、ほぼ平行に上昇している。
最低賃金って何？
最低賃金とは、労働者が最低限受け取るべき賃金を法律で定めたものです。日本では毎年改定され、都道府県ごとに異なる最低賃金が設定されます。例えば、2023年の全国加重平均額は1,004円で、前年から31円増加しました。この加重平均額は、各地域の最低賃金を労働者数に応じて重み付けした平均額で、全国の労働市場を反映する指標です。最低賃金は労働者の生活水準向上と貧困削減を目的とし、企業の賃金コストに影響を与えます。
こちらの全国加重平均額について、中央最低賃金審議会（厚生労働相の諮問機関）の小委員会は24日、2024年度の最低賃金の目安を全国平均で時給1054円にすると決めたとの報道です。
最低賃金の推移
独立行政法人労働政策研究・研修機構のホームページ（図2 主要企業春季賃上げ率｜早わかり グラフでみる長期労働統計｜労働政策研究・研修機構（JILPT））から最低賃金の推移をグラフにしてみました。今回は時給でのデータになっている2002年以降の数値を引っ張ってきました。2002年に663円だったものが2023年には1,004円まで上昇していることがわかりました。
ちなみに20日間×8hrの場合、月給換算で2002年は106,080円→2023年は160,640円になります。
初任給の推移
厚生労働省のホームページから賃金構造基本統計調査（初任給）を調べてみました。こちらについては、学歴や性別ごとでのデータがありましたが今回は「大卒男性」のデータを基準としてグラフにしてみました。こちらについては、1976年からのデータがありましたのでそれをプロットしております。
1976年 94,300円
2002年 198,500円
2023年 240,300円
と推移しております。
最低賃金と初任給の比較
最低賃金と初任給がどのような変化をしたかを重ね合わせてみました。このグラフを見ると、最低賃金と初任給は、若干最低賃金の上昇のほうが多めではありますが、だいたい平行に動いているのが見て取れます。これは、最低賃金を協議するのが例年7－8月にあり前年度の春闘結果による初任給の改定などを反映したうえで話し合いが行われるため、同じような動きになるのではないかと推測してます。
※最低賃金は20日間×8hr労働（160hr)と仮定して月給換算しました。
また、横軸：初任給 縦軸：最低賃金でプロットしたものですが、相関関係はありそうです。サンプル数が20個と少ないかつ2002年から2015年ころまで、初任給の上り幅が少ないために参考程度に載せておきます。
物価上昇による影響（消費者物価指数）
ついでに、独立行政法人労働政策研究・研修機構が出している消費者物価指数も比較してみました。こちらは総合という項目が登場した、1970年からのグラフになります。なお、この指数は2020年を100とした時の指数になります。
先ほどの、最低賃金と初任給のグラフと重ね合わせたものですが、同じような傾向になっているのかと思います。今回の話題とは関係ないですが、高度成長期の初任給と物価の伸びからr>gの関係が見えそうな気がします。これは別の機会に調べてみたいと思います。
まとめ
最低賃金と初任給は若干差を縮めつつあるが、ほぼ平行に上昇していると見て取れると考えます。ですので、最低賃金が上がる→初任給も上がる→既存社員の給料も上がることになるはずなので来年の春闘には期待します。もっとも、物価の上昇で賃上げ分は「あっ」という間に吹っ飛びそうですけどね。。。。
最後に簡単に自己紹介。
こんなレベルでブログを始めてあたふたしてますのでよろしくお願いします。
FIREするためにまじめに働くという矛盾と戦っている４０代のサラリーマンです。ITレベルが低すぎてブログやりつつスキルアップ目指してます。
・WORD、Excel：何とか使える
・プログラミング：まったく無理
・パソコンの設定：サポートに丸投げするタイプ
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