ベスト8進出チームでの地元選手の割合（甲子園）

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こんにちはTKです。

お盆休み中には、阪神甲子園球場で高校野球の夏の大会が開催されております。テレビで高校球児の活躍を観ながら楽しませていただいてます。昨日ベスト16の試合が行われ、日ハムの新庄監督が母校に応援に来たとか、島根の大社高校と早稲田実業の11回タイブレークでの死闘などと話題になり、熱戦が展開されてました。特に地方の公立高校の大社高校が早実に勝ち93年ぶりのベスト８進出を決めたのはニュースになっておりました。
先日「全出場校のうちで地元選手ってどれくらいの割合なの？」「3回戦進出チーム（ベスト16）では？」ということを記事にしましたが、ベスト８進出校では地元出身選手の割合はどれくらいなのかを調べてみました。

まとめ

地元出身者の割合
　全出場校（49校）：61%
　3回戦（16校）　：53％
　準々決勝（8校）：43%

やはり、勝ち上がるにつれて地元出身者の割合が減ってますね。ここまで勝ち上がると、全国の野球エリートによるガチンコのつぶしあいですね。

本記事は「AERA増刊甲子園 2024」に掲載されている情報をもとに作成してます。雑誌発売時の情報ですので、最終的なベンチ入りメンバーとは若干異なるかもしれません。また、手作業での集計のため多少のミスはご容赦ください。

ベスト16に勝ち上がった公立高校2校（栃木の石橋高校、島根の大社高校）の記事です。上記のように数字を見てしまうと、公立高校で勝ち上がることのレア度がどんどん上がっていますね。

夏の甲子園って何？
出場校の決め方は
全出場校での登録選手の地元出身者の割合
ベスト8での割合
甲子園で勝ち上がるには県外からの選手が必要？

夏の甲子園って何？

このブログ読んでいる時点で説明いらないとは思いますのが、超簡単に書いておきます。日本全国の高校野球チームが競う全国高等学校野球選手権大会です。毎年夏に兵庫県西宮市の甲子園球場で開催され、全国的な注目を集めます。負ければば終わりのトーナメント制での熱戦は非常に盛り上がります。毎年、NHKで生中継され故郷でお盆休みを過ごす人たちがテレビ観戦したりしております。私自身はラジオを聞きつつドライブするのが密かな楽しみです。

出場校の決め方は

各都道府県で予選大会を実施し、優勝した学校が各県の代表として出場することになります。予選大会もトーナメントの一発勝負なので、思いがけないドラマが生まれることがあります。出場校の多い、北海道と東京ではそれぞれ２ブロックに分けて予選を実施し、2校づつが代表校となりますので計49校が代表校として全国大会に出場します。

全出場校での登録選手の地元出身者の割合

前述の雑誌に記載されている各出場校の名簿から、出身中学の県名ベースで地元出身がどの程度いるかを調べてみました。ベンチり20名が全員地元出身のチームもあれば、地元出身者が1人だけのチームもありました。平均すると約60％の選手が地元出身者となっておりました。

詳細はこちらの記事を↓

ベスト8での割合

さて、8/16,17の3回戦8試合を勝ち抜きベスト8に進出したチームでは上述の地元外の割合がどの程度になるのか？と言う事を調べてみた結果です。ベスト8の対戦カードごとに一覧表にしたものです。合計8チーム（160人）で地元出身者は68人でした。割合で表すと約43％になりますので、全体の半分以上は地元出身者以外で構成されていると言う事になります。

棒グラフにするとこんな感じです。公立高校という事もあり、島根代表の大社高校が県内出身者の割合が突出してますね。

甲子園で勝ち上がるには県外からの選手が必要？

今回、調べた内容を見ると夏の甲子園大会で勝ち上がるには、地元以外の地域からも有力選手を集めたうえで鍛えぬくというのが、甲子園制覇に向けては必要な戦略になっていることが数字でも見え、野球エリートたちが人生をかけて戦っている舞台なのだと感じています。だからこそ、地方の公立高校の大社高校が超名門の早稲田実業を撃破してのベスト8などがニュースとして話題に上がり、応援したくなる人が増えているのかもしれませんね。
青森代表の青森山田高校も以前は県外からの選手ばかりの構成でしたが、最近は県内選手中心でチームをつくり甲子園での上位進出になっているようですので、今度調べてみたいと思います。